「出願時から面接は始まっている」というのは本当です。事前に提出する書類が願書、それらをもとに行われるのが面接。出願書類の準備と面接対策は共に、「整合性」を持たせながら、ズレのないようにセットで進めることが重要になります。
学校の先生方は毎年沢山の願書をお読みになります。お読みになった先生に、思わず会ってみたいと思っていただけるように、こんな家庭で育った子供を教育したいと思っていただけるように真摯な思いを伝えなければなりません。限られた字数の中で、家庭らしさを十分に伝えるためには相応の準備が必要になります。
保護者としての自分自身を振り返り、家庭の中でこれまでどのようにお子様と向き合ってきたか、将来どのような人間に成長して欲しいと願っているのかなどを、最初は具体的に沢山あげてみましょう。その中で我が家らしさを端的に表す一言を探っていく作業が重要になります。
①具体的エピソードを盛り込みすぎてしまう。
→面接で証拠としてお話できるように要点をある程度抽象的な言葉でまとめましょう。
②学校が教育方針として掲げる言葉をそのまま引用する。
→そのままの引用では、理解した事が伝わりません。本質を捉えたうえで他の言葉で言い換えましょう。
③へりくだりすぎる表現は禁物
→「入学しましたら、親子で勉強してまいります。」と書く例も見かけますが、学校は親を教育する場では ないことを肝に銘じておきましょう。
④他校の批判
→他校の批判や悪口などマイナスイメージの表現は、書き手の印象を貶めます。また、いわゆる「モンスターペアレンツ」だと受け止められてしまう恐れもあります。
⑤「あれも、これも」は伝わらない
→お伝えしたいことが沢山あることは十分に理解できますが、あれも、これもと欲張ってしまうと、かえって何が言いたいのかが伝わらなくなってしまいます。我が家のモットー、譲れない信念をなるべく一言で端的に伝えましょう。
文章を書くのが苦手な方、書くことは好きだけれどもいざ我が子の願書となるとどう書けば良いのか不安な方など、多くの方が戸惑われるのが願書の準備です。また「文章は人なり」と言われる通り、願書に書かれている内容や言葉の言い回しを見れば、その人の知的レベル・生い立ちが透けて見えるのが願書の怖さです。ミック幼児教室では保護者向けオリジナル教材の「ワークブック」や、「保護者向け勉強会(セミナー)」を通して、分かりやすく順を追って願書が書けるようになるプログラムをご用意しております。
さらにミック幼児教室では、型通りのアドバイスではなく、各ご家庭の様子を丁寧に把握し、言葉一言一句の文章の構成とバランスの良さまで丁寧に添削するため、結果として「その家庭らしさを生かした知性的な願書」を保護者と共に作り上げることができるのです。「質の高い願書添削」で、誰にも負けない願書作りをサポートいたします。
面接では、いくらもっともらしい言葉を並べても、面接官の心に言葉が染み込んでいかなければ良い評価にはつながりません。事前に過去の出題例をもとに模範解答を作る際には、重要なポイントがあります。それは、面接官は毎年何百もの家庭をご覧になってきた、「面接のプロ」であるという点です。マニュアル通りに答えたものはすぐに見破られ、入学の意志が疑われてしまいます。自分たちの言葉で、自分の家庭らしさを簡潔にわかりやすく、誠実に伝える必要があります。緊張した場合でも、簡潔さを意識して準備をしておけば、キーワードが思い浮かび、言いたいことを伝えることができるということも覚えておきましょう
入退室から、答えの内容に至るまで面接官の立場になって考えてみましょう。面接に向けた準備をする際に、質問に対する答え、当日の服装などに迷ったり悩んだりしたときは、「自分がもし、面接官だったら」という視点から考えることが大切です。服装であれば、華美な必要はありません。清潔感と上品さが最も重要になります。質問に対する答えも、面接官の立場に立って、「それはなぜですか?」「具体的にはどのようなことですか?」という自問自答を行ってみれば、論理展開に破たんがないか、説明力があるか、などが明確になってきます。
苦手意識を持って面接に臨んでしまっては、決して良い面接は行えませんし、人前で話をすることに抵抗があまりない人でも、自分の一言が合否の明暗を分けるかもしれないという重圧感から「我が子の入試」となると、話は違ってきます。ミック幼児教室では保護者向けオリジナル教材の「ワークブック」や「保護者向け勉強会(セミナー)」などのプログラムをご用意しているため、念には念を入れた万全の準備をして本番の面接に臨んでいただくことができます。
ミック幼児教室の「模擬面接」では、色々な質問に対して隅々まで準備をしておきたい方など、ご両親様それぞれの状況に合わせて、「いつでも」「何度でも」丁寧にご相談に応じながら、答え方のポイントや、ご両親の受け答えのバランスなど、家庭では気が付きにくい点も含めて具体的に改善点をフィードバックいたします。
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